Apr 24, 2017

現代栄養学にはない薬膳の良さ

こんにちは。

前回から書いております、薬膳を学ぶメリットについて、

今日は現代栄養学にはない薬膳の良さについて語ってみようと思います。

 

 

現在、食事療法や病院での食事指導はすべて現代栄養学に基づいて行われています。

 

食べ物が持つ効能も細かい成分に分けて、その成分のこの働きによってこうなる・・・

的に説明がされるわけです。

 

管理栄養士さんや栄養士さんたちは、この部分の知識をとてもたくさんお持ちです。

 

私の中学校からの友人に管理栄養士の資格を持つ方がいます。

 

その友人が以前、薬膳講座に参加してくれました。

講座後に彼女が言ったことは「薬膳って分かりやすくていいよね!」という事。

 

何かと言いますと、現代栄養学では例えば・・・

ブロッコリーにはインシュリン(血糖値を下げるホルモン)の分泌を高めるクロムというミネラルが含まれる

だから、糖尿病に良い・・・

症状→関係するホルモン→そこに作用する物質

といったように分子レベルでお話が進みます。

 

 

 

ところが、薬膳的な考えで言うと、例えばめまいや立ちくらみがして血が足りていない時は・・・

「黒キクラゲ」といったように

症状→食べ物で話が進みます。

 

良い意味で雑♪

 

いつも私が講座で使っている言葉ですが、いい意味で雑なんです。

一つ一つの成分を暗記せずとも、ど~んと覚えやすい。

これが薬膳の良さの1点目。

(ただもちろんこの効能を科学的に言おうとするならば、どうしても現代栄養学の視点からでないと説明はつきません。)

 

そして2点目はなにより陰陽の概念があることです。

食べ物にはカラダを温めたり熱をとったりする性質があります。

 

生姜を食べるとポカポカした経験は誰にだってあると思いますし

真夏にトマトやきゅうりを食べると、なんだかカラダの潤いが補給できた!

と思った経験もあるかなと思います。

 

この性質を使って、冷え性や寒がりの体質改善は可能ですし、

例えば、熱が出て、熱を下げたい時にどうすればいいか?何を食べれないいか?は分かります。

 

ひと昔前まではそれまでの経験値が「おばあちゃんの知恵」という形で残っていましたが、

現代はそんな言い伝え的なものは各家庭にそれぞれちょっと残っているかな?程度でしか残っておらず

結局のところ、ネットで情報を検索して、そこに書いてる情報を信じるしかなく

体質も考慮せず、住んでるところも考慮せず・・・といったような事が起こります。

 

 

九州の方が書いた家庭療法を北海道の方が参考にして・・・

解決するときもあれば、そうじゃないときもあります。

 

ということで、薬膳はそういった基礎知識が中医学を元に存在するわけですが

今日、昨日できた理論ではなく、数千年前から続くいわゆる「言われ続ていること」なので、

世界のおばあちゃんの知恵的に使うことができます。

 

もちろん中国人と日本人の体質は違うので、と言いますか一人一人違うので、

それこそ体質を把握する把握の仕方からが大切になってきますが・・・

 

そこも重視しているのが薬膳というわけです。

 

ということで2回にわたって書いてきました、薬膳を学ぶメリット。

 

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